今、一番のポイント
湖次郎師匠(せんせい)奮戦記B
2008/07/26
湖次郎師匠(せんせい)糞戦記B 2003/ 7/14 17:51 [ No.2604 / 4451 ]
投稿者 :
kojirowsonoai2002
へら鮒教室と言っても教室は江津湖の湖畔最初の年から約10年間づづいた。
夏休みの1週間を利用してやるのだが、湖次郎ひとりではとてもじゃないができるものではない。
江津湖朝友会という釣りクラブの会員が暇をみては手伝いにきてくれた。
指導はスパルタ式を採用した。
なにせ水っ際の遊びであります。一歩間違えば生死にかかわることにもなる。
そこで先ず生徒諸君には厳しい規則が科せられた。
ひとつ、大きな声で挨拶すること。
ひとつ、長靴をはいてくること。
ひとつ、保護者同伴のこと。
ひとつ、指導する人には絶対服従の事。
多い時は30人を越す参加者があった。朝五時から8時までの3時間はまるで戦争のようであった。
言う事をきかなかったり、ふざけた態度をしたりすると容赦なく鉄拳がとんだ。
補佐役の白山は手がいたいからと。竹の根ぶちでぶったたく始末。
後ろで見ている保護者の方々はそれでも文句どころかおおいにやってくれという顔付であった。
一週間たつと子供達は釣りが上手になったのは当たり前だが、その上にシャキットとした少年になっていた。
過日わかったことであるが、教室出身の子供達は以後学業成績がぐーと向上したという。
師曰く「良く学び、おもさん(おおいに)釣れ」
江津湖、夏、今年も江津湖湖畔に子供達が集まった。
湖次郎は叫んだ「撃てぇ!」
子供達は一斉に竿を振った・・・
ナヌ?
一人だけなぜかおっさんが居るではないか。
石田45歳の夏は子供となって江津湖に来たのだった。
湖次郎師匠(せんせい)奮戦記A
2008/07/26
市房の清々しい山の景色をバックに千本桜が湖面に映える。
湖次郎は素晴らしいっ景色にうっとりしながら、いつもの癖で「うっつ」とぎばって黄金の山を・・・・
すっきりした!
さぁ釣るぞ!
おりしもヘラブナはハタキ(産卵)をむかえていた。
ここは球磨郡水上村市房ダム。
焼酎は 六四どころか 生一本 (湖)
球磨郡に何故か弟子がいる。しかも三人もである。
事の起りは寒い冬の江津湖であった。今日も今日とて湖次郎師匠、このクソ寒いのに釣竿担いで江津湖へ。そこに子供が三人帽子には市房へら研と書いてある。
へら研とはちゃんちゃらオカシイ下手な釣りに「ぬしどまなんばしょっとか」「っへらばつっとっとですよぉ」「そっじゃつれんばい」
簡単な会話がその後ずーーとその三人と長い付き合いのはじまりとなった。
その時市房へら研会長川田隆一は高校生であった。
「ほんなこてヘラ釣りを覚える気ならおるが教えるけん、明日から冬休み中こけこんかい」
三人はそれから毎日寒さをもろともせず通ったのである。
馬鹿は馬鹿 あきれて江津湖 鴨笑う(湖)
時は過ぎて川田もそろそろ年頃となったある日「よめごにしょうとおもtっとですよ」
と可愛い娘を連れて来た。
大学生時代交際していた女性を始めてのデートで釣堀に連れて行って、あっさり振られて
シマッタ「どうしてですかね、楽しい所に連れてってチ言うもんですけん」以来さっぱり浮いた話しなしであったが。
「よかヘラブナじゃなかか」
その夜川田の親父から「どぎゃんふうですかね」
「よかよめごですたい」
めでたく結婚とあいなりました。が・・・
六ヶ月で何故か川田は父親になった。
「すんませんねぇ、ちいっとはようハタキ(ヘラブナの産卵の事)ましたもんで」
はやか春 これっばっかしは 神ぞ知る(湖)
湖次郎師匠(せんせい)糞戦記@
2008/07/26
くそガキも 十年すぎっと むしゃんよか(湖)
しょて(はじめ)からいきなり難題が飛び込んできた。
「北署ですが、吉田研太ちゅう中学生ばしっとなさるですか」
「いやぁしらんですが・・・」
「おたくに釣りば習ろうたていうとっとですよ」
「ああ、そんならちぃーと覚えとりますばい、ばってんなんかあったとですか」
「すっませんばってんこっちにきてもらえませんでしょうか・・・」
上総之介殿もご幼少の頃はかなりのワルだった?とか北署に行った事ある?
さて、出向くと児童相談室に見覚えのある顔の中学生がいた。
「どぎゃんしたつや」
「すっません、ちょっと・・・・」
「御足労かけてすみませんですな、身元引き請け人がおらんとでよ」
聞けば吉田がどうやら万引をやらかしたらしい。
ヘラブナ教室での吉田は真面目な小学生であった。両親も仲が良かった。だが不幸にして父親が事故で死んでから母親は夜の町に働きに出るようになった。いつもひとりぼっちの吉田は自然とグレだした。学校でも手のつけられない生徒となった。よくあることなのだが根が正直な子供だ。なんとか立ち直って欲しいと湖次郎は思った。
今後けっしてワルさしませんという誓約署を書かせて。身元引き請け人に湖次郎と署名して署をでる。
「吉田、ちょっと江津湖に行くばい」
清々とした江津湖の真中にボートを浮かべて「これはナント読むや?」と言って舟板に水文字で真実一路と書いて見せた。
「この文字はすぐに消えるが俺はお前の心に書いたつもりだ。」。
「はい!わかりました」
「とこっでお前泳ぎは達者か?」
「はい」
その瞬間湖次郎はぐらりとボトをゆすった。吉田はバランスをくずしてドッボン!
「そんなら俺は岸でまってるから・・・充分頭冷やして、ついでに途中でヘラブナに会ったら、ようあやまっとけ!」
岸にたどり着いた吉田に桜の花がやさしく降りかかった。
「よかや今度こぎゃんこつばしたら、そんときは湖にしずめるけんね」
「はい!もうぜったいしません!」
十年後の桜の花が咲いたある日一人の警察官が湖次郎の豪邸を?訪ねてきた。
顔が合うやいきなり敬礼をした若者に
「誰や?」
「ガキん頃お世話になりました吉田研太でります。お陰様で本日、熊本県警巡査の辞令をもらいました。これも師匠(せんせい)のお陰であります.ありがとうどざいました」
どうかくさい、武者のよかねぇ!(どうだろうかほんとうに恰好がいいですねぇ)
江津湖2007
2007/12/19
熊本市のほぼ中心部にある自然の湧水で出来た江津湖はかって熊本のヘラブナ釣りのメッカとして多くの釣り人がヘラブナ釣りを学びそして楽しんだ湖であります。私もこの湖でヘラブナ釣りのいろはを学び多くの先輩から薫陶をうけたものであります。
この一週間は九州各地が豪雨に見舞われどこへ行くこともできないひどい雨の状態が続いたのです。江津湖もめったにない大増水で浅場が手頃な釣り場へと変身してしまっていた12日久しぶりに江津湖での竿出しを試みた。江津湖は公園のある上江津、流れのある中江津、とボート競技もできる広い下江津と三つに分かれる。今日は下江津湖にあります水辺動物園の裏手にあるボート競技の出発点は階段状になって釣り座を作るのにもってこいだ。ポイントは偏光で見ると一面藻が繁殖している。ヘラブナにとっては一番の棲家だが藻穴を探るのに苦労しそうだ。
竿9尺道糸1号。ハリス0.5号(ハリスの長さは15センチと10センチ)、ハリ3号、エサはPB,とスイミー、食わせはグルテン5単品(物上にふんわり乗っかるようなソフト仕上げ)。ウキは藻面釣りに有効な感度抜群の式部セミロングを使用する。
エサを打ちながらウキのなじみ具合で藻穴を探る作業に時間を掛けること1時間ようやく適当な藻穴を見つけることが出来た。爆撃目標が決まればこっちのものだ。
慎重に目標を外さないようにエサをピンポイントで打ち込み、藻の上かすかに乗っかる藻面釣りはかって上江津湖がヘラブナ釣りの全盛期の頃に神水(くわみず)方面の藻場で先輩諸氏にたっぷり仕込まれた経験がここで活きてきた。藻面釣りは浮きの動きが通常より繊細で時として大胆に動く非情に面白いものでして一時も油断が出来ない。もともと魚影は県下随一の場所江津湖じゃミアタリの消えた瞬間からウキは盛んに千差万別のアタリをしめす。ツンはもとより、チク、キザミ、食い上げ、ポチョ、ヘコ、アルキとさまざまであります。アタリを選ばずにその都度あわせていると次第にヘラブナやマブナの入れ食いが始まった。問題はどっちの種類が集団性を発揮するかであったが、時間がたつにつれ次第にヘラブナの数が増えてきた。
大雨でやや濁った江津湖の水に呼応するかのように真っ白な魚体のヘラブナが次々に姿を見せてくれる。尺上も混じる楽しい釣りはまさにここはかって熊本のヘラブナ釣りのメッカといわれたのにふさわしいものだった。
午後から始まったボートの練習もまったく影響のないヘラブナの集団心理は特売場に群がる「日本のオバチャン」と同じで我先にとエサに襲い掛かるような釣り場面を演出してくれる。
依然とかわったのは時折猛然と小魚を追いかけるブラックバスがかなり繁殖しているようで小魚の掛ったハリに40センチの大物が食いついてくるのは困ったものだ。奴はジャンプするので穂先を持っていかれる危険性が大、時々穂先を閉めなおすことが必要であります。
このようにちょっぴり昔とは違う場面もありますが江津湖はやはり熊本のヘラブナ釣りではまさに別格のポイントに違いない。カウンターを打つのを忘れさせるような荒食いに夕方まで充分に楽しむことが出来た。竿lをおさめて気がつけば今日は12日は「お盆の入り」故人となられた江津湖のヘラブナ釣師諸先輩に感謝しながらの合掌。
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