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緑川砂利穴の詳細
2008/02/26

私観として熊本の大型のへら鮒釣り場の変遷をみるに黎明期の浮島神社池から端を発し江津湖が最盛期を迎え、浚渫船の周辺が40上の常連場所となったが浚渫船が去り、また公園化ですっかり釣り場が遠くなったのを機に釣り場は南は網道、中央は緑川、加勢川、竜門、合志。西は尾田や荒尾の各所の池と散開するも緑川上流の砂利穴群は大型の魅力がかなり期待できた場所だった。しかし、開発と埋め立てが進行するやひとつ、ひとつ消えていった。やがて大型釣りは走り潟の大池小池に移りやがて緑川ダムや立岡の池にその魅力が移り近年では緑川の砂利穴はすっかり忘れられてしまった。

だが密かに湖次郎は砂利穴を見捨てることなく残り少ない穴を探したり、さぐったり。なにせ砂利穴の魅力は春の乗込みに尺の入れ食いが桁外れに凄いのであります。釣れ過ぎて敬遠される竜門のそれよりまだ凄いのです。欠点は歩きを要求されることであります。その点最上流の通称湖次郎池(増水期のみ)と砂利採取工場そばの大小の砂利穴は車横付けと便利であります。

工場の砂利採集で濁った水が常に砂利穴に注がれているためいつも雨上がりの濁った状況と水が動く為に冬でも魚の活性がよくて小春日和では温まりながら北風はそ知らぬふりが出来ます。

足場はやや急な斜面となっておりますが10から13尺で二本と深さも適当にあり下流部のドン詰りはやや浅くなっておりハタキの時期には絶好となるでしょう。

冬の時期は底もしくは両底で大型が狙えますが数はかなりきつい状況でこれはダム屋にとっては絶好のオープン戦となります。我慢と根性はここで培っていざ本番は4月の緑川ダム5月の市房ダム、一ツ瀬ダム6月の竹山ダム7月の松原下筌ダムへと戦いを挑みます。

日曜日『ウキ師姫工房』さんとのんびりウキ試しに出かけたけれどなんと珍しい先客あり、アドバンスの若手ワタル君とジョウズカ君だった。そこで愛用の鎌を片手に上流部のカヤやアシを切り開いて釣り座を作り竿を出したがあいにく浅場1っポンでアタリすらない状況でボウズをくらってしまった。釣り終わって先客の二人に釣果を聞いたら二人とも結構に釣りまくって型も38センチまで釣ったそうな。悔しくて眠れぬ夜をぐっすり寝て、寝過ごした25日午後から行ってみた。幸い誰もいなかった、これなら一枚ぐらいは釣れるだろうと10尺の竿に口直しを託す。早々に一枚来た。やっぱり今の時期は深いほうがいいのだと、腕より場所が悪かったのだとすぐに落ち込んでいた気分がよくなった。5枚も釣ったので3時に切り上げようとエサをみたら鼻くそだけの小さなグルテンが残っていた。

3号のハリにけちくさい小さなエサをつけて最後に一枚くればと思ったりした。西峰(筑紫の道具師)作の特別製作の『徳利ウキ』がかすかに動いた。

へら鮒釣り暦30年の釣り馬鹿根性は伊達じゃない、この難しいアタリは逃さない、だけどこのズシッとした感覚は「なんじゃ!」みょうなものを釣ったようだ。恐らく亀か、待てよ亀はまだ冬眠中だし、大きななまずかな、それとも鯉のスレか、なにしろ動きがないし、ハリス0.3号は大きな魚にはとても持たないと思い、ハリスを切ることにして強引に竿を上げてみる。だがプッカリ浮いてきた口は馬鹿でかいものだった。しかも顔はまぎれもないへら鮒のやさしい顔だし、暴れることなく大きな雑巾のように上がってきたへら鮒をみて「なんじゃこりゃ!」(西部警察のジーパン刑事のせりふ)40はオーバーしているし用意した玉網はあまりにも小さかったので慎重に頭から入ってもらって「あばるっとうちころすぞ(じたばたせんと観念しなさい」とおどしをかけてアバウトに手幅で測ってみた。紅葉のような上品なおれの手幅は22センチ×2はある〜〜〜んだよ。傾斜のある土手を駆け上がろうとして危うく滑りそうになりながら早速計測することにしたがデジカメラは持ってきたが計測板はもっていなかった車のなかを探したら壊れたメジャーがあったので鋸でぶっこわして中から物差をひっぱりだして測ったら45.5センチあった。自己の平地部でのこれが大型記録なのだが私の記憶では緑川本流ではもしかして大型の新記録ではないか。もしかして2008年日本で平地の野釣りで今年初の尺半の一番乗りかも、だとしたらダム屋としては「やったぜ!」

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